旅の思い出に彩りを添える、木の温もりが伝わる愛らしい雑貨たち。

木の香 運河店

江戸時代を中心に海運業や酒、酢といった醸造業で栄えた半田運河。現在は、運河沿いに立ち並ぶ黒壁の蔵や歴史的な建造物が、往時の姿を今に伝えています。

風情あふれる半田運河沿いの町並みにとけ込む「木の香 運河店」。店内には、木の温もりを感じる家具や愛らしい雑貨が並ぶほか、テイクアウト専門の「Kinokafe」も併設。町歩きの立ち寄りスポットとして人気です。

 

「木の香 運河店」を手がけるのは、かつて半田運河に倉庫を構え、建築用の材木を扱う材木商を営んでいた企業です。半田運河周辺が、歴史と文化を伝えるスポットとして開発されるタイミングに合わせ、現在のようなショップ兼カフェとしてリスタート。家具のみならず、観光客らが手に取りやすい旅のおみやげ品や記念になるような雑貨を販売するショップへと生まれ変わりました。

木の香りに包まれた店内に足を踏み入れると、1階には屋久杉のテーブル、雑貨、板材、香木、火鉢など多彩なラインナップが目を引きます。

一番人気は、女性スタッフの感性が光るカラフルで愛らしいデザインの一輪挿し。他にも、カットボード、木の器やカトラリー、時計、お箸など雑貨が充実し、観光客ならずとも心のこもったギフトとしても喜ばれています。

家具に使用する木は屋久杉と花梨が多く、先代のころから受け継いでいる材木も多いそうです。店主の水野隆芳さんによると「屋久杉は色の主張が強く、木肌も不揃いなことが特徴」とのこと。目が細かく多量の油を含んでいるため、ワックスをかけたようなツヤツヤ感が魅力だそうです。

「人間に人種があるように木も種類によって表情も質も全然違う。一つひとつの木の個性や特性に合わせて、最もポテンシャルを発揮できるアイテムや場所を考えるのが私たちの役目です」と話す水野さん。

木の声に耳を傾けながら、長く愛用したくなる雑貨や家具を届けてくれる「木の香 運河店」。店内にあるテイクアウト専門カフェ「Kinokafe」と合わせて、ぶらり水辺散歩の楽しみを広げてくれています。

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