こだわり抜いた外装・内装デザイン【三州瓦で住まいを建てるvol.2】
G様邸② 理想の外観の肝となるのは一目ぼれした緑の瓦屋根。
三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
施主のG様(右)とパートナーのM様(左)へインタビューを敢行し、
前回は新居を建てることになった経緯などをお伺いしましたが、
今回はこだわりが存分に詰まったデザイン面についてご紹介します。
外観のインパクトを重要視するM様がイメージしていたのは、外国風のかわいい別荘のような邸宅でした。
パパママハウスとの打ち合わせでは、M様の持つイメージをもとに、
担当者やコーディネータの意見も取り入れながらブラッシュアップ。
そして完成したのがこちらのパースでした。
「感激しました。こうなったらいいな、と思っていたことが本当にできるんだ!と驚きましたね」とM様。
外観についてはM様の意見を尊重するG様も
「パースを見たときの感動は本当に大きかったです。理想をすべて叶えるような家がそこにありました」と太鼓判。
この上品さとかわいらしさを兼ね備えた外観の肝となっているのが大きな瓦屋根。
ここもM様のこだわりが詰まったポイントでした。
「屋根は瓦にすると最初から決めていました。
新居は平屋なので、2階建ての家よりも屋根の存在感が大きくなります。
離れて家を眺めたときに、平らな屋根よりも、
バーンと目に飛び込んでくるような立体感のある瓦屋根のほうが絶対に良いと考えていました。
それに瓦屋根の高級感は他の建材では出せません」
強く瓦を推していたM様でしたが、最初から一筋縄で進んだわけではありません。
G様は屋根を瓦にすることを反対していたのです。
「実は、瓦屋根は嫌でした。地震で崩壊するようなイメージもありましたし、良い印象は持っていなかったんです」
ただ、そこで毛嫌いすることなく話し合いを行い、瓦をはじめとした建材についての調査を始めたそう。
「調べてみると、実際は瓦が耐震性に優れていることがわかって安心しました。
それに瓦屋根は、瓦が分厚かったり瓦の下空気層があったりする関係で断熱性もあると知って。
エコな生活をしたいと思っているので、夏暑くなく、冬寒くないというのは魅力的でした」
瓦以外も含め様々な建材を調べつくし、瓦がイメージとは違うものと気付いたG様。
「今では瓦バンザイです」と笑います。
晴れて瓦派になったおふたりが選んだのは「エスパニカ」の「ブレンデッドグリーン」という瓦です。
スペイン瓦を日本の風土に合わせて改良したもので、
高い防災・防水・断熱性を持ちながらもたおやかな波模様を描く、機能性と造形美を兼ね備えた瓦です。
M様は「この瓦に一目ぼれでした。
上品な緑がイメージにぴったりで、家のドアも屋根の色に合わせたんです。白と緑の対比がかわいいでしょう?」
と顔をほころばせます。
外観を最重要視されるM様にとって、屋根は絶対に譲れないポイント。
理想に適う素材を見つけ、「夢の家」がまた一歩現実に近付いたようです。
一方内観にはG様のこだわりが発揮されています。
健康のために身体に良いものに囲まれて暮らしたいとの考えから自然素材を採用。
屋久島地杉を使った無垢のフローリングや珪藻土の塗り壁、そして土からできた三州瓦。
さらに、145坪という広い土地を活かし、全スペース余裕を持たせて設計。
「すべての要素が憩いと思える家になりそうです」と語るのはG様。
M様も「やりたいことがすべて詰まった家になりそう」と話します。
おふたりの希望をこれほどまでに叶える家になったのは、パパママハウスの自由な方針が大きく関係していました。
「大好きな暮らしを」というコンセプトを持つパパママハウスとは、どのような設計事務所なのでしょうか。
次回は、おふたりがパパママハウスを選んだ理由やパパママハウスの特徴についてお伺いします。