日常のアクセントに。古民家で味わう多国籍料理

HAJIKAMI

スペイン、メキシコ、ラオス、タヒチ、ルーマニア…。2週間おきに替わるランチプレートをはじめ、世界への憧れや想像が広がる多国籍料理を味わえる「HAJIKAMI」。東海市出身の店主の北川さんが「野菜をはじめ食材が豊富な知多半島で、地元の活気につながるような場をつくりたい」との思いから2020年4月にオープンしました。

料理のベースは、夫婦で巡った世界一周旅行の際に味わったローカルフードの数々。「世界中を旅する中で感じた非日常感を、普段の暮らしの中のスパイスとして届けたい」と現地で出合った味の記憶を頼りに、独自のアレンジを加えて提供しています。また、店内のいたる所には世界各地の工芸品や写真などが飾られ、トリップ気分を盛り上げます。

この日、撮影した料理はオープン当初からの人気メニューである「バターチキンカレー」(昼:1300円、夜1400円)。本場インドで口にした味わいに近い濃厚なカレーを基本にしながらも、ライスに合うようにスパイスをアレンジしています。

各国料理のお供には、こだわりのクラフトビールとスペシャルティコーヒーを。常時4種類揃うクラフトビールは2週間程度で銘柄が替わり、フルーティーさが際立つものや、香りのよいものなどバラエティーに富んだ銘柄をラインナップ。ビール好きな人も飲みごたえを感じられるものから、ビールが苦手な人でも飲みやすいものまでクラフトビールの懐深さが伝わります。

クラフトビールは「新天地 デュンケル(京都)」(900円)、「トランス ローラル(愛知・名古屋)」(950円)、「FIG イジヂクヴァイツェン(愛知・知多)」(850円)、「舵~rudder~(島根)」(900円)など。

チルタイムには、知多市のスペシャルティコーヒー専門店「オワゾーコーヒー」から仕入れた豆によるコーヒーもおすすめ。エスプレッソに最適なタイミングの豆を選び抜き、豆ごとの個性や気温、湿度なども考慮した挽き方、淹れ方により、心を込めた一杯を提供しています。

大通りに面していながらも、庭を彩る四季折々の草花が目を潤し、通りの喧騒を忘れさせてくれる心安らぐ空間。テーブル席、カウンター、ソファ席があり、座る場所によってさまざまな表情を楽しめるのも魅力です。

日本最古の香辛料と言われる「はじかみ」からとった店名の「HAJIKAMI」。店主がそこに込めたのは、人生を豊かにするちょっとしたスパイスになりたいという思い。そして、箸休めに食す「はじかみ(矢生姜)」のように、ほっとひと息ついて休める場所にしたいという思い。

「ちょっとした刺激がほしい人にも、憩いの時間を求める人にも。日常の中のアクセントとして愛してほしい」。店主夫妻の遊び心と優しい思いが伝わる一軒です。

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