パパママハウス × 三州瓦

三州瓦で
住まいを
建てる

housewarming MOVIE

SPECIAL CONTENTS

Vol.01夢をかなえる
新居建設の経緯

Vol.01夢をかなえる新居建設の経緯

ふたりで作る夢の家。
新たな人生の門出に向けて。

  • 三州瓦の魅力を伝える新プロジェクトとして、東海地方を中心に注文住宅を請け負う人気設計事務所「パパママハウス」とのコラボレーション企画が始動します。
    パパママハウスで実際に瓦屋根の家を建てることとなった施主様の全面協力のもと、「三州瓦で住まいを建てる」と題し、新居が建つまでの様子を竣工までの様子を不定期で連載。
    夢のマイホームを建てるにあたり、瓦を使うことを決めた方々は、どのような想いでその選択に至ったのでしょうか。
  • 今回密着するのは、来春竣工予定のこちらの邸宅。
    白壁と緑の瓦屋根のコントラストが魅力的なヨーロッパ風の平屋です。
  • 新居の施主様はG様(写真右)。
    ご家族から土地を受け継ぎ、ファイナンシャルプランナーやラジオパーソナリティーとしてアクティブに活動されているパートナーのM様(写真左)と一緒に家づくりに取り組んでいます。

  • G様が新居を建てることになったきっかけは、長らく身の回りの世話を請け負っていた実のお母様が亡くなったこと。
    G様は、約20年前の交通事故が原因で寝たきりとなっていたお母さまを長年にわたり献身的にケアされてきましたが、残念なことに新型コロナウイルスが原因で命を落とされました。
    そしてG様が土地を相続し、先祖代々の土地だったため売却するのももったいない……という話になり、新居を建てることになったのです。
  • こうした背景についてパートナーのM様は、「新しい家は、20年間ありがとう、という意味のこもった、お母様からのプレゼントなのではないかと感じています。
    新しい家で、彼自身の新しい人生が始まることを願っています」と語ってくれました。
    新居に住むG様自身は「ずっと家を持ちたいという気持ちはありました。
    新居を建てて新たなスタートラインに立てたらと思っています。実はこの家には、僕だけではなく彼女の夢も詰まっていて。2人の未来のための家なんです」と今後に目を向けます。
  • 「彼女の夢」とは、どういうことなのか話を伺ってみると、「住むのは僕ですが、彼女が家の一角にエステサロンを開業するんです」と教えてくれました。

  • なるほど、図面を見ると、東側に「SHOP」というスペースが設けられており、こちらにM様がエステサロンをオープンされるとのことです。
    「エステサロンを開くのは20代からの夢でした。
    その夢を彼の新居で叶えることができるなんて、本当に楽しみしかないです」とM様が満面の笑みを浮かべます。
  • その夢は、G様邸の方向性にも大きな影響を及ぼしていました。
    「お店を出すこともあり、道から見たときにパッと目に飛び込んでくるビジュアルにしたいと思いました。外観デザインにはとてもとてもこだわっています」と話に熱が入るM様。
    G様も「僕よりも彼女の意向のほうが強いのですが、理想を越えた家になりそうです」と目を細めます。

  • 「理想を越えた家」とまでいわしめた夢の家。
    そのキーとなるのが大きな瓦屋根でした。
    実はもともとは瓦屋根にするつもりはなかったというG様。
    どのような経緯があって、こうした外観になったのでしょうか。
  • Vol.2では、デザインの方向性についてお話をお伺いします。

Vol.02こだわり抜いた
外装・内装デザイン

Vol.02こだわり抜いた
外装・内装デザイン

理想の外観の肝となるのは
一目ぼれした緑の瓦屋根。

  • 三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
    Vol.2はこだわりが存分に詰まったデザイン面についてご紹介します。
  • 外観のインパクトを重要視するM様がイメージしていたのは、外国風のかわいい別荘のような邸宅でした。
    パパママハウスとの打ち合わせでは、M様の持つイメージをもとに、担当者やコーディネータの意見も取り入れながらブラッシュアップ。
    そして完成したのがこちらのパースでした。
  • 「感激しました。こうなったらいいな、と思っていたことが本当にできるんだ!と驚きましたね」とM様。
    外観についてはM様の意見を尊重するG様も「パースを見たときの感動は本当に大きかったです。理想をすべて叶えるような家がそこにありました」と太鼓判。
  • この上品さとかわいらしさを兼ね備えた外観の肝となっているのが大きな瓦屋根。
    ここもM様のこだわりが詰まったポイントでした。
    「屋根は瓦にすると最初から決めていました。新居は平屋なので、2階建ての家よりも屋根の存在感が大きくなります。離れて家を眺めたときに、平らな屋根よりも、バーンと目に飛び込んでくるような立体感のある瓦屋根のほうが絶対に良いと考えていました。それに瓦屋根の高級感は他の建材では出せません」
  • 強く瓦を推していたM様でしたが、最初から一筋縄で進んだわけではありません。
    G様は屋根を瓦にすることを反対していたのです。
    「実は、瓦屋根は嫌でした。地震で崩壊するようなイメージもありましたし、良い印象は持っていなかったんです」

  • ただ、そこで毛嫌いすることなく話し合いを行い、瓦をはじめとした建材についての調査を始めたそう。
    「調べてみると、実際は瓦が耐震性に優れていることがわかって安心しました。それに瓦屋根は、瓦が分厚かったり瓦の下空気層があったりする関係で断熱性もあると知って。エコな生活をしたいと思っているので、夏暑くなく、冬寒くないというのは魅力的でした」
    瓦以外も含め様々な建材を調べつくし、瓦がイメージとは違うものと気付いたG様。
    「今では瓦バンザイです」と笑います。
  • 晴れて瓦派になったおふたりが選んだのは「エスパニカ」の「ブレンデッドグリーン」という瓦です。
    スペイン瓦を日本の風土に合わせて改良したもので、高い防災・防水・断熱性を持ちながらもたおやかな波模様を描く、機能性と造形美を兼ね備えた瓦です。

  • M様は「この瓦に一目ぼれでした。上品な緑がイメージにぴったりで、家のドアも屋根の色に合わせたんです。白と緑の対比がかわいいでしょう?」と顔をほころばせます。

  • 外観を最重要視されるM様にとって、屋根は絶対に譲れないポイント。理想に適う素材を見つけ、「夢の家」がまた一歩現実に近付いたようです。一方内観にはG様のこだわりが発揮されています。健康のために身体に良いものに囲まれて暮らしたいとの考えから自然素材を採用。屋久島地杉を使った無垢のフローリングや珪藻土の塗り壁、そして土からできた三州瓦。さらに、145坪という広い土地を活かし、全スペース余裕を持たせて設計。
  • 「すべての要素が憩いと思える家になりそうです」と語るのはG様。
    M様も「やりたいことがすべて詰まった家になりそう」と話します。
    おふたりの希望をこれほどまでに叶える家になったのは、パパママハウスの自由な方針が大きく関係していました。
    「大好きな暮らしを」というコンセプトを持つパパママハウスとは、どのような設計事務所なのでしょうか。
  • Vol.3は、おふたりがパパママハウスを選んだ理由やパパママハウスの特徴についてお伺いします。

Vol.03こだわりと保証を担保する
パパママハウス

Vol.03こだわりと保証を担保する
パパママハウス

自由だからこそできる。
お客様の理想を叶える設計事務所とは。

  • 三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
    Vol.3はこだわりが存分に詰まったデザイン面についてご紹介します。
  • おふたりに「すべての要素が憩いと思える家になりそう」「やりたいことがすべて詰まった家になりそう」と言わしめる家を提案しているパパママハウスとは、どのような設計事務所なのでしょうか。
  • 「大好きな暮らしを」というコンセプトを掲げるパパママハウスは、1990年に名古屋市で創業しました。
    東海地方を中心に注文住宅建設を請け負い、住まいにこだわりのある方から支持を集めています。
  • G様・M様が、何社もの内覧会に足を運び、各社の担当者と打ち合わせを重ねたうえでパパママハウスに決めた理由は「1番寄り添ってくれたから」。
    特にM様は、「こだわり」と「保証」の2つの面からパパママハウスを高く評価します。
    「こだわり」については「こんな感じにしたい、という要素を詰め込んだイメージ図をお見せしたら、それをすべて満たす図面を引いてくださって。他のメーカーに相談したとき『モデルルームみたいですね』と苦笑されてしまったので、それを叶えてくれるんだ、と驚きました。デザインについても細かく打ち合わせをしてくれているのでとても安心できます」と太鼓判。
  • そして、「こだわり」に勝るとも劣らない重要事項が安全性。
    「実は私、以前別メーカーで住宅を建てたことがあるんです。ところが、その家が酷い欠陥住宅だったうえに保証もしてくれなくて。新築で雨漏りするようなありさまだったのに修理を拒否され、自費で他の工務店に修理してもらいました。だから今度は絶対に失敗したくないんです。とはいっても人間がする作業だから、どんなに気をつけていても間違いがあるかもしれない。その間違いが起こったときに、きちんと対応してくれる設計事務所がいいなと思って」
    様々なメーカーに過去の経験を話すなか、パパママハウスは保証などの説明をすごく丁寧にしてくれたそう。
    「私たち施主の気持ちに寄り添ってくれていると感じました。住んでいるところを1番想像させてくれたのがパパママハウスのKさんでした」
  • G様の担当を務めるKさん(写真)は、一宮支店の支店長でもあります。
    学生時代から「住まいに関わる仕事がしたい」と考え、新卒でマンションデベロッパー企業に就職。
    その後「型にはまらず、お客様にもっと寄り添う住まいを作りたい」と考え、パパママハウスへ転職。
    入社10年ほどの経験豊富なベテランです。

  • G様邸のインテリアコーディネーターは、店舗デザイナーなどの経歴を持つYさんが担当。チーム一丸となってG様邸に取り組んでいます。
    パパママハウスの方針についてKさんらは、「お客様への自由度が高い」ことが最大の特徴だと語ります。
    「他のメーカーでは、会社の方針で決められた範囲でしか提案できないこともあります。パパママハウスは決まった枠がないので、お客様の理想をできる限り取り入れられるんです。色々な理想を叶えていくのが、大変だけど楽しさでもありますね」とKさん。
    Yさんも「G様、M様は具体的な理想像を提示してくれるので、どのようにすればそれを叶えられるか提案するのが楽しい。型にはまらないものは色々なことができて、自分の幅が広がるのも感じます」と語ります。
  • G様とM様の想いを形にする新居。
    「大好きな暮らしを」というコンセプトのもと、自由に設計ができるパパママハウスだからできたことがたくさんあります。

  • Vol.4は、G様邸のこだわりや瓦について、パパママハウスの提案のポイントをお伺いします。

Vol.04理想を現実に近付ける
パパママハウスの提案とは

Vol.04理想を現実に近付ける
パパママハウスの提案とは

デザインも機能性も諦めない提案と、
建築業界にとっての瓦とは。

  • 三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
    Vol.4ではパパママハウスがおふたりの理想を叶えるために、どのような提案をしているのかをご紹介します。
  • 今回は、パパママハウスがおふたりの理想を叶えるために、どのような提案をしているのかをご紹介します。
    「大好きな暮らしを」という理念を持つパパママハウス。もちろんその想いは、人一倍のこだわりが込められたG様邸にもあてはまります。M様から「やりたいことがすべて詰まった家」とお墨付きを得る新居ですが、その要となるのがヒアリング。
  • G様の担当を務めるKさんは「雑談などの延長線上でどのような家にしたいかお聞きしています。お客様にとっては初めての場所、初めて会うスタッフの中で打ち合わせをしなければいけない。そんな環境のなかで、できるだけその方らしく自然体でいられるように、話しやすい雰囲気づくりを心掛けています。本音を話せるように打ち解けてもらって、お客様の思っていることを引き出していきます」
  • G様邸の空間デザインを指揮するインテリアコーディネーターのYさんは「G様邸の場合、おふたりが具体的な理想像を示してくれます。私たちはバランスを調整しながら色や素材について提案し、理想を現実に落とし込んでいきます」と語ります。
  • 特にこだわりが表れているのは「エコ」を意識した点。ロハスな生き方に関心の高いおふたりは、新居も環境や身体に優しい素材を取り入れています。
    床材に採用された「屋久島地杉」は、本土の杉の約1.2倍もの強度を持ち、高い耐久性・耐候性を誇る建材。また、防蟻・防ダニ、抗菌・消臭、調湿といった日常生活を送るうえで嬉しい効果も確認されており、香気成分には心身をリラックスさせる効果があるそう。
    珪藻土の塗り壁も消臭効果を期待でき、調湿性・耐火性・断熱性に優れます。
    それぞれ様々な建材のなかから、健康に良く、自然の風合いを感じられるものを提案し、決定していきました。
    屋根についても、北側は屋根を垂らして趣ある見映えを形作り、道路に面していないため外から見えない南側には太陽光を設置。
    美意識と機能性を叶えるものになりました。
  • ただ、屋根材については、瓦に決定するまでに紆余曲折があったそう。
    「最終的にはヨーロッパ風で着地しましたが、最初はアメリカンなテイストを想定されていました。M様はデザインを重視されていたので、何度も話し合いを経て理想像をすり合わせ、それに合わせた屋根材を提案しました。ガルバやスレートも提案したなか、エスパニカのブレンデッドグリーンがお気に召したようです」

  • 瓦についてKさんは「経年劣化しないことは大きなメリットだと思います。メンテナンスをせずに新築時から変わらない外観を保てるのは魅力的」と語ります。
    また、瓦屋根の需要が減ってきていることについては「地震や台風などで瓦が落ちるという世間のイメージがあるため、建築業界側があまり使っていないのかもしれないですね。新しいガイドラインに沿って施工された瓦屋根ならば問題ないため、作り手のイメージを変えていくことが大事だと思います」。
  • 一方、瓦屋根の古民家にお住いのYさんは「木軸がしっかりしていれば瓦が落ちることはありません。2階にいても暑くないので良いですよ」と、ご自身の経験についてもお話してくれました。

  • 今後は竣工に向けて実際に家を建てる段階が進んでいきます。
    「デザインはもちろん大事ですが、家そのものに不具合があっては意味がありません。不具合のないきちんとした施工を行っていきます」と力強く語るYさん。
  • Vol.5では施工の様子をお伝えします。

Vol.05モダンな平屋の顔ともいえる
瓦屋根の工事

Vol.05モダンな平屋の顔ともいえる
瓦屋根の工事

着実な工事で夢を形に。

  • 三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
    Vol.5では施工の様子を紹介します。
  • 間取り・設備の仕様も最終確定し、いよいよ施工するのみとなったG様邸。2023年11月末より、ついに工事が始まりました。
  • 最初の工程は地盤改良工事。G様邸が建つ土地は、もともと工場の跡地でした。工場跡地と聞くと一見地盤がしっかりしていそうな印象を持ちますが、地盤調査の結果、想定より軟らかかったそう。建物の転倒や沈下を防ぐために、軟弱層を掘り、固化材を混ぜ合わせて地盤を強化していきます。
  • 地盤が整備されると、家づくりの土台となる「基礎工事」を経て「建方工事」へ。
    建方工事では、柱や梁といった建物の骨組を組み、母屋を実際に建てていきます。
    竣工後の大きさや間取りを捉えやすい段階になり、G様やM様も時折現場を見学しては、家のスケールを確認し、ワクワクしているそう。
  • 床板が張られ、屋根の構造材をすべて組み、棟上げとなります。棟上げが済むと、いよいよ屋根を瓦で葺いていきます。

  • 屋根材として使用するのはエスパニカのブレンデッドグリーン。スペイン瓦の形状を日本の風土などに合わせて改良した瓦で、従来よりも縦方向に約10mm長い重なりを持ちます。これにより防水機能や断熱性は一段とアップし、浮き上がり防止機能により瓦のズレも防止します。

  • G様邸は、道路に面した北側は6寸勾配、反対側の南側が4.15寸勾配と、南北で勾配が異なる招き屋根。道を行き交う歩行者や車両には、大きく垂れた立派な屋根が目に飛び込んでくる作りです。玄関部分には東西に向けて6寸勾配ずつ流れるポーチが冠しています。
    また、中庭も設けており、その上空には屋根はありません。
  • このように複雑な屋根の構造をしているG様邸。それぞれの位置で細かな調整が必須です。
    屋根の形や大きさをもとに「軒の出」と「妻の出」の打ち合わせを行い、必要な種類の瓦と枚数を計算して瓦メーカーに発注をします。

  • G様邸には約2900枚の瓦が使用されます。工法は、瓦を引っ掛けるための桟木を屋根に取付けて、それに瓦を引っ掛ける「引掛け桟瓦葺き工法」が採用されました。まずは桟木の上に瓦を取り付け、続いてビスでしっかりと瓦を固定。平部の部分は一本のビスで、軒先や妻側(けらば)は三点のビスで緊結し、一枚一枚、職人の手によって葺かれていきます。

  • 従来、瓦の葺き方は、瓦を葺き土に密着させる「土葺き工法」が主流でした。しかし1995年に発生した「阪神・淡路大震災」などの影響で工法が見直され、近年は、より耐震性・耐風性を高め、屋根重量も約1/2に軽量化できる「引掛け桟瓦葺き工法」がメジャーになりました。

  • さらに2022年には、国土交通省の号令のもと、瓦屋根の緊結方法が強化されました。これは2019年に発生し、千葉県に甚大な被害を及ぼした台風15号(房総半島台風)の影響によるものです。2001年に業界基準として策定された「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」を基準に被災地域の瓦屋根を比較すると、ガイドライン工法と非ガイドライン工法では、明確に被害状況の差があることが確認されました。
    そこで、以前は「銅線、鉄線、くぎ等で緊結」とされていた緊結方法が、「軒・妻側(けらば)は3本のくぎ等」「むねはねじ」など、瓦の種類、部位、基準風速に応じた緊結方法を規定されました。
    これにより、さらに耐風性・耐震性が飛躍的に向上。
  • ガイドライン工法は国が認める防災・減災の工法なのです。安心・安全という点も職人たちによって着実に叶えられているG様邸。
  • Vol.6は、棟上げを終えられた新居を見たG様・M様に、現在のお気持ちを伺います。

Vol.06新居の骨組みを確認する
上棟打ち合わせ。

Vol.06新居の骨組みを確認する
上棟打ち合わせ。

実際の間取りを目にして
具体性を増した理想の家

  • 三州瓦を使用して新居を建てることを決めたG様邸に密着し、竣工までの様子を不定期でご紹介する本連載。
    Vol.6では、進行状況の最終確認を行う上棟打ち合わせについて紹介します。
  • 上棟打ち合わせは、家の骨組が完成したタイミングで行います。
    施主、設計事務所が参加し、図面と現場が一致しているか、図面だけではわからない立体的な部分は適切な位置にあるか、などが確認事項。
    パパママハウスは、電気工事業者などの工事会社も呼んで打ち合わせを行います。
  • 各部屋が図面の間取り通りに施工されているかはもちろん、コンセントや足元灯の高さや入居後家電を置く場所などを、工具を使いながら細かくチェック。
    気になることはすべて潰すため、打ち合わせは1日がかりで行われます。
    これ以降は変更がきかないため、慎重な確認が求められます。
  • このタイミングでは最終確認だけとなることが多いですが、なかには修正が発生することもあるそう。
    やはり現場を見てみてようやく掴める感覚もあるようです。
  • G様・M様は骨組まで完成した新居を見て「図面が形になっていく。すごいし、幸せです」と顔をほころばせます。
    「今の段階でも骨組の家を見ただけで震えるぐらい感動しました。パースを見た段階でこれ以上のものはないと思っていたのに、現実があの絵の通りになっていく。やっぱり、どこにいても居心地が良さそうな家だと感じますね」とG様。
    M様も「本当に形になるなんて、という気持ちです。物語から飛び出してきたみたいですよね。マンガでしか見たことのないような家です」と喜びもひとしおの様子。
  • G様が「居心地が良さそう」と語るように、G様邸はゆとりのある空間が特徴です。
    玄関も大きく、天井も余裕を持って設計。
    中庭および家の南側には一枚板の窓がはめ込まれ、余白を感じる空間が広がっています。

  • こうした「広がり」を感じる空間コーディネートは、一般的に狭いという印象のあるロフトも例外ではありません。
    化粧屋根裏天井ならではの高い屋根裏を生かし、大人もゆったりとくつろげるだけの空間を確保。
    G様は「秘密基地のようで童心に返れます」と屈託なく笑います。

  • また、ロフトは内部空間に加え、移動経路もこだわったポイントだそう。
    まず譲れないポイントは階段であること。
    ロフトには階段ではなくハシゴをかける施主が多いですが、G様とM様は実用性を考えて階段を選択。
    「ハシゴでは使わなくなってしまうことが見えているので。でも階段は場所を取るので、どこにどのような形で配置するのか難しかったですね。図面上で色々な位置に動かして調整し、ベストな場所に落ち着いたと思います」
  • 形は螺旋階段なども考えたそうですが、階段の下に収納ができる直階段スタイルに。
    「実は収納が少ない」というG様邸において、重要なポイントです。
    位置については換気扇との位置の兼ね合いなども調整し、リビングとキッチンの境目に。
    また、階段からキッチン側を見たときには土間つきの勝手口があります。
    健康マニアのG様は「庭で家庭菜園をやろうと思っていて。この土間に土つきの野菜を置いておけますよね」と、近いうちに叶うであろう理想の生活に想いを馳せます。
  • M様は「実は収納が少ない」ことをどのようにカバーするか工夫を凝らしたことを教えてくれました。
    「リビングの南側は窓に面していますし、この家は収納を置けるスペースがあまりないんです。でも物は収納しなければいけないので色々探して。下の部分が収納になっている畳を和室に敷くことにしました」
    この畳を見つけるのには、インテリアコーディネーターのYさんが尽力してくれたそう。
    注文住宅で使用されることは少ない商品でしたが、G様邸の課題を解決する最適な提案となりました。
  • 他には寝室も思い入れが強い箇所。
    寝室はキッチンを通って行く場所にありますが、入り口は隠し扉のようになるそう。
    来客が寝室とは気付かないつくりで、遊び心とスタイリッシュさを感じさせます。
    また、動線上にキッチンがあるという点については「夜中に水を飲みたくなったときとか最小限で移動ができるから楽だよね」としつつ、「すぐ食べちゃって太りそう」とも。
    入居後の理想の暮らしについての具体性も増し、外観完成や竣工もすぐそこ。
    おふたりの理想の家の完成も近付いています。
  • Vol.7では完成後の外観についてお届けします。

Vol.07ヨーロッパの別荘のような
外観の完成

Vol.08ついに現れた理想の家。
外観を見て

Vol.09設計士が語る
ここまでの道のり

Vol.10夢の家の竣工を迎えて

Vol.11理想の家の住み心地を探る

施主INFORMATION

ご家族から土地を受け継いだG様(写真右)とパートナーのM様(写真左)が一緒に家づくりに取り組む。三州瓦を使用し、パパママハウスでヨーロッパの別荘のような「理想を詰め込んだ家」を建てる。

パパママハウス株式会社

愛知・岐阜・三重を中心に、「大好きな暮らし」をコンセプトに注文住宅やリノベーションを提案するハウスメーカー。施主の希望を叶える提案力やデザイン力に定評があり、インテリア好きの若い世代を中心に人気を博している。

HEAD OFFICE
〒458-0843 愛知県名古屋市緑区松が根台254
FREE DIAL:0120-48-8800 TEL:052-310-8800
OPEN:9:00~18:00 水曜定休 P2台
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